【中学歴史】近代文化についてまとめています。日清戦争や日露戦争に、産業革命と激動の日本に状況の中で、栄えた文化となります。それでは、【中学歴史】近代文化をみていきましょう。
近代文化
教育の広がりが、顕著です。小学校の就学率が、97%までア高まります。義務教育期間が6年に延長されます。さらに、中等・高等教育が拡充され、最先端の世界的な研究ができるようになりました・
文学
言文一致により。口語の文章が主流になります。
- 日清戦争前後…ロマン主義。短歌の与謝野晶子、代表作が「たけくらべ」の小説の樋口一葉などが活躍。女性の文学も目立ちました。
- 日露戦争前後…自然主義。坊っちゃんなどで有名な夏目漱石。舞姫で有名な森鴎外が登場。
- ロマン主義…ヨーロッパに興った芸術上の思潮。古典主義・合理主義に反抗し、感情・個性・自由などを尊重、自然との一体感、神秘的な体験や無限なものへのあこがれを表現。
- 自然主義…理想化を行わず、醜悪なものを避けず、現実をありのままに描写しようとする立場。19世紀後半、自然科学の影響のもとにフランスを中心に興ったもの。
美術・音楽
美術では、フェノロサ、岡倉天心、横山大観、黒田清輝が登場。黒田清輝の作品は、印象派の画風で、代表作の「湖畔」は覚えておきましょう。音楽では、滝廉太郎が洋楽の道を切り開きました。
自然科学の発達
- 北里柴三郎…破傷風の血清療法を発見。
- 志賀潔…赤痢菌の発見。
- 野口英世…黄熱病の病原体を研究。
- 高峰譲吉…タカジアスターゼを創製。
- 鈴木梅太郎…ビタミンB1を創製。
- 大森房吉…地震計を発明。
- 長岡半太郎…原子模型の研究。
以上が、【中学歴史】近代文化となります。特に、文学や教育、自然科学での功績については、目を見張るものがありますね。その他の時代の文化との比較、違い、時代背景なども考慮した学習が必要となります。