今回は、中学理科での「法則」と「原理」についてまとめてみたいと思います。
理科の法則・原理一覧
分離の法則
分離の法則は、減数分裂で生殖細胞(卵・精子など)ができるとき、対になっている遺伝子が、それぞれの別の生殖細胞に入ること。
フックの法則
フックの法則は、ばねやゴムのような弾性をもつ物体の変形の大きさが、加えた力に比例する関係。
アルキメデスの原理
アルキメデスの原理とは、浮力の大きさは、物体に水に入れた時に、物体に押しのけられる水の重さに等しいこと。
浮力は、水中に入れた物体にはたらく上向きの力です。また、浮かぶ物体でも、沈む物体でもその力ははたらきます。
- 浮力は、水中の物体に上向きにはらたく。
- 浮力の大きさは、深さによって変わらない。
- 水中の物体の体積が大きいほど、浮力は大きい。
- 浮力(N)=物体にはたらく重力(N)-水中に入れたときのばねばかりの値(N)
- 浮力(N)=空気中での重さ(N)-水中での重さ(N)
※水圧とは、大きく異なるので、注意です!ですので、水圧のことを問われているのか、浮力のことを問われているのか、問題文をちゃんと読みましょう。
- 重力は、空気中と水中にあっても同じ(変わらない)。
- 重力と浮力がつり合っている地点で、物体はとどまります。
いずれの時も、重力は等しいのです。
パスカルの原理
パスカルの原理は、水圧が、さまざまな向きに同じ大きさで伝わること。
ドップラー効果
ドップラー効果は、音源が動いているとき、音の高さが音源が出す音と異なって聞こえる効果。
オームの法則
オームの法則は、電熱線(いろいろな金属線でも可)を流れる電流Iは、電圧Vに比例する関係。
フレミングの左手の法則
フレミングの左手の法則は、電流が磁界から受ける力の向きにおいて、左手の人差し指、中指、親指を互いに直角にして開いたとき、人差し指を磁界の向き、中指を電流の向きに合わせると、親指の向きが力の向きになる法則。
レンツの法則
誘導電流によってコイルに生じる磁界の向きは、磁石の動きによって変化する磁界を打ち消す向きになる。
慣性の法則
慣性の法則は、外から力を加えないかぎり、静止している物体は静止し続け、運動している物体は等速直線運動を続ける法則。性質のことを慣性という。
仕事の原理
仕事の原理は、動滑車などの道具を使うと、力は小さくてすむが、力をはたらかせる距離が長くなり、仕事の大きさは変わらない原理。
質量保存の法則
質量保存の法則は、化学変化ではどんな物質を生成しても、物質がどこへも逃げなければ、化学変化の前後で全体の質量は変化しない法則。
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