昨今の入試傾向として、漢字の筆順と画数と対策が必要になりました。これは、文化審議会漢字小委員会が取り決めた、常用漢字で「とめ」「はね」などに細かい違いがあっても誤りではなく、さまざまな字形も認めることが大きいと思っています。漢字の知識をしっかり把握しているかどうかは、漢字の部首、読み、構成そして筆順と画数でしか測れなくなってきました。
今回は、その漢字の筆順と画数の基本的なところをおさえましょう。
漢字の筆順
<原則ルール>
- 1.上から下へ 「言」をイメージ。上から下へ書いていきます。
- 2.左から右へ 「川」をイメージ。左から右へ書いていきますね。
- 3.横からが先 「大」をイメージ。横棒から書き始めます。
- 4.真ん中から 「小」をイメージ。真ん中、左、右ですね。(例外)火。左、右、真ん中ですね。
- 5.外側から 「国」をイメージ。くにがまえ(外側)から書きますね。 (例外)区
- 6.払いは左から 「天」をイメージ。
- 7.縦に貫くのは最後 「車」をイメージ。真ん中を貫く線は、最後です。(例外)里
- 8.横に貫くのも最後 「女」をイメージ。(例外)世
よく出る漢字の筆順
・右 ・左 「右」と「左」では、書き始めが違いますね。確認を。
・防 ・性 ・犯 ・状 ・必 ・何 ・発 ・飛 このあたりは、教科書で確認しておきましょう。
間違いやすい漢字の画数
- 3画:・女 ・久 ・弓 ・子
- 4画:・水 ・比 ・収 ・氏
- 5画:・世 ・母 ・包 ・北
- 6画:・巡 ・糸 ・扱 ・衣
- 7画:・防 ・卵 ・医 ・兵
- 8画:・延 ・版 ・毒 ・直
最近では、学校の先生も入試を意識して、定期テストで出題を試みるケースも見受けられるようになりました。漢字を覚えてしまえばいいというわけでなく、日ごろから、筆順、画数、部首、漢字の構成、音読み、訓読みなど意識した取り組みが必要となっています。
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