【中学社会】日本と中国の関係の歴史まとめ

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今回は、入試に出る日中関係史についてまとめています。中国は4000年を越える歴史があり、すべての年表をおさえるには量がありすぎますが、とりわけ高校入試レベルでは、日本との間で起こった出来事しか出題されないといっても過言でありません。とりわけ、大きな戦争や条約などが中心です。

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おさえておきたい日中関係史

それでは、大きな流れをみていきます。

(1)中国:三国時代 日本:弥生時代

  • 57年:後漢の光武帝より、奴国が金印を授かる
  • 239年:魏より、卑弥呼、親魏倭王の印授・銅鏡を受ける

(2)中国:隋 日本:飛鳥時代

600年:第1回遣隋使派遣。2回目には小野妹子を派遣 (推古天皇、聖徳太子が活躍している時代)

(3)中国:唐 日本:弥生~奈良時代

630年:第1回遣唐使を派遣。唐の制度や文化を日本に持ち帰る。のちの天平文化につながる。

(4)中国:宋 日本:平安・鎌倉時代

平清盛が太政大臣として政治の実権を握り、日宋貿易をおこなう。(大輪田泊<今の神戸>の整備、宋銭の導入、絹織物・陶磁器の輸入)

宋の文化は、禅宗の僧侶たちによって伝えられ、鎌倉文化にも影響を与える。

(5)中国:明 日本:室町時代

室町3代将軍足利義満のとき、明との勘合貿易を行う。

(6)中国:清 日本:明治時代

  • 1894年:日清戦争で勝利(朝鮮をめぐり清と対立)
  • 1895年:下関条約(清が日本に・朝鮮の独立を・台湾、遼東半島の割譲・賠償金約3億などを認めさせる。ただし、のちに、三国干渉により遼東半島は返還)

(7)中国:中華民国 日本:大正時代

1915年:中国に二十一か条の要求を行うもワシントン会議で権益返還。
※このあたりの時代、連戦連勝で、すごく日本は調子にのっていたと思われます。いきなり、21個も要求するのでなく、3つぐらいにしておけば、また状況は変わっていたかもしれません。世界を見渡せば、第1次世界大戦で、各国は疲弊しており、日本が世界を征服する千載一遇のチャンスだったと軍部はとらえていたという記録が残っています。

(8)中国:中華民国 日本:昭和時代

  • 1931年:満州事変
  • 1937年:日中戦争(戦争が長期化し、日本は、アジアから孤立。ABCD包囲網(アメリカ、イギリス、中国・オランダ)にかかり、日本は、アメリカとの戦争を決意し、太平洋戦争へ)

(9)中国:中華人民共和国 日本:昭和時代

  • 1972年:日中共同声明
  • 1978年:日中平和友好条約

コメント

  1. […] 後、30のクニが卑弥呼という女王を共立し、女王国の邪馬台国が他を従え、出現されたとあります。239年、卑弥呼は「親魏倭王」の称号と金印紫綬を贈られる。 参考入試に出る日中関係史 […]

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