【福岡県公立高校入試】県の指針に沿った受験対策

県から示された入試勉強の留意点

受験生において、どんな勉強をすればいいの?という問いは、少なからずあると思います。いよいよ、入試までのカウントダウンとなるとなおさらでしょう。そういうときは、入試問題を作成する福岡県の指針に沿って勉強することが、軸になるでしょう。それは、私立入試にもつながります。

県から示されている指針とは…

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国語の入試問題について

(1)文章に表れている書き手のものの見方や考え方、登場人物の心情の変化などを的確にとらえるためには、文章の構成や展開、登場人物などの描写に着目して読む力を養うことが必要です。

(2)自分の考えを効果的に伝えるためには、事実や事柄について、根拠を明確にして書くことが大切です。これらの力を育むためには、語彙を豊かにしたり、比喩などの表現の技法について理解したりする学習が重要です。

⇒日頃から、言葉を増やしていくことを意識することから始める必要があります。文章やニュ-スなどでわからない語句は調べるクセづけをするなどは、一見、点数につながらない行為と思われますが、そういう一見、点数につながらない事象(点)を数多くもつことで、あるとき、その点と点がつながり(線)となり、一気に点数に結びつくことは少なくありません。文章の内容を文章の内容を正確に理解し、根拠を探って、解いていくには、すごく大事です。国語の読解は、小手先のテクニック解ける問題もたかが知れていますし、そのテクニックを効果的に使うためにも、語彙力は欠かせません。

数学の入試問題について

(1)自ら課題をもち、その解決に向けて主体的に取り組むこと
(2)数量、図形などに関する基礎的な概念や原理・法則を正しく理解すること
(3)表、式、グラフや図を用いて考えるなど表現を工夫すること
(4)数学的な見方や考え方のよさを意識すること

⇒福岡県の数学の問題の難易度が、易しい問題と難しい問題の差が極端で、いい入試問題でないことは、再三取り上げているわけですが、平成28年度の入試も最後の問題は、正答率が1%、大問1は、正答率が90%を越える問題が並び、上位校ほど、数学では得点の差が生まれなかったと思われます。数学が得意な子にとっては、不利な年が続いている気がします。他の教科のように、ちゃんと勉強した人が、満点を取れる入試問題、正答率40%~60%の問題のウエイトを増やすことが望まれます。

そんな数学への勉強ですが、県からの指針では、上記の4つが示されています。大事ななのは、「概念や原理・法則を正しく理解すること」。近年目立つのは、数学の入試問題が難しいのもあってか、解き方を学ぼうとする受験生、また点数を取らそうと解き方を教えようとしている先生が増えていることです。急がば回れですが、「概念や原理・法則を正しく理解すること」が実は、数学の力をつける近道です。結局のところ、難しい問題も、原理や法則をいくつか使って解くだけなのですから。解き方だけを学ぼうとしている人は、1つの原理や法則を使って解く問題しか、正答できない傾向にあります。

社会の入試問題について

基礎的・基本的な知識、技能を確実に定着するとともに、日頃から各種の資料が何を表しているものか的確に読み取ること。また、複数の資料のそれぞれの資料が示していることを関連付けて、複数の資料が意味することを考察すること。考察したことを適切な言葉で相手に分かりやすく伝えることに留意して学習に取り組むことが大切です。

⇒これは、近年ずっと言われていることですが、もはや社会は、暗記科目ではありません。語句や年表の暗記は、下準備に過ぎません。大問毎に、1問、記述問題が課せられるようになり、最後の大問6は、自分の考えを表現する問題も増えてきています。指針にあるように、日ごろから、資料を読み解く力を養成していくことを意識する必要があります。

理科の入試問題について

理科の授業において、目的意識をもって観察、実験に主体的に取り組み、結果を考察したり、日常生活や社会と関連付けて理解したりするように心掛けて学習に取り組むことが大切です。

⇒理科は、努力が報われる入試問題と言えます。問題事の難易度もの配列もよく、例年、平均点も6割~6割5分と、問題として親切な作りとなっています。授業で行う観察、実験、実験の方法やその結果から考察する力をしっかり養えば、満点を狙える科目です。これに加え、近年の傾向として、日常生活や社会と関連付けて理解したりするように心掛けるといいでしょう。

英語の入試問題について

今後、グローバル化の進展に伴い、英語でのコミュニケーション能力の一層の向上が求められることから、4技能(聞く、話す、読む、書く)をバランスよく高めることが大切です。そのためには、基礎的・基本的な知識を身に付けるための学習だけでなく、聞いたり読んだりしたことを基に英語で自分の感想や考え等を述べたり書いたりする学習に取り組むことが大切です

⇒リスニング問題でも、自分の感想や考えを書かせる問題が出題されたり、4技能がミックスされた問題が多くなってきました。聞く+自らの考えを書く、読む+自らの考えを書くです。指針にもあるように、基礎的・基本的な知識を身に付けるための学習だけでは得点ができなくなっています。そのあたりを踏まえると、英語は、私立入試の方が得点がしやすいのかもしれません。1日1題でもかまわないので、自分の考えを、英語で書くという習慣が大事になってくるでしょう。添削は、学校の先生や塾の先生を大いに利用しましょう。