【書評】負債論|貨幣と暴力の5000年

シェアする

スポンサーリンク

負債論|貨幣と暴力の5000年についての書評です。著者は、イギリスの名門大学、ロンドンスクール・オブ・エコノミクス(LSE)の人類学教授で、アナキストの活動家としても知られるデヴィッド・グレーバーです。

アナキズム
アナキズムは、既成の国家や権威の存在を望ましくない・必要でない・有害であると考え、調和的な社会結合を目指す政治思想。

負債論

  • 第1章 モラルの混乱の経験(2008年9月の金融危機の評価)
  • 第2章 物々交換の神話
  • 第3章 原初的負債
  • 第4章 残酷さと償い
  • 第5章 経済的諸関係のモラル的基盤(負債とは何か)
  • 第6章 生と死のゲーム
  • 第7章 名誉と不名誉
  • 第8章 信用対地金
  • 第9章 (拡大)枢軸時代
  • 第10章 中世(600-1450)
  • 第11章 大資本主義帝国の時代
  • 第12章 1971年以後
  • あとがき
スポンサーリンク

感想

お金の歴史について知らないことばかりであり、一から学びたい人のための本とも言えます。目から鱗だったのは、古代文化が物々交換のみを利用していたという証拠は存在しないばかりか、商業の誕生以来ずっとお金が使われてきたことを示す証拠がある点です。

確かに、物々交換が機能するのは、信用できる知人とモノを交換するときだろうと思うわけです。信用が前提なわけですね。

見知らぬ人と取引するには、価値を数値で表した抽象的な存在、すなわちお金が必要なのだ。それは硬貨や紙幣という意味のお金ではなく、貸借を記した抽象的な台帳だった。これは、仮想通貨におけるブロックチェーンと似ているかもしれませんえ。

お金の第3の機能

人々は、誰に何を貸していて、誰に何を借りているかを、合意に基づく単位を使って正確に記録していたとのこと。そのためお金は、交換手段や保有資産として生まれたのではないとしています。一般的な理解ではほとんど忘れられているお金の第3の機能、すなわち会計単位として誕生したとしています。

お金について

お金の本質ついての考える本として、「お金2.0」、「金持ち父さん 貧乏父さん」もあわせて読むと、歴史、本質、未来と時間軸を通して、考えることができると思います。

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク