【中2国語】君は「最後の晩餐」を知っているかの定期テスト練習問題です。『君は「最後の晩餐」を知っているか』は、名画《最後の晩餐》をめぐる作者の考察を通して、美術作品の奥深さと、その背景にある歴史・技術・作者の思いを読み解く評論文です。レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたこの作品には、単なる宗教画としてだけでなく、多くの工夫やメッセージが込められていることが紹介されています。
定期テストでは、「構成の工夫」や「筆者の主張」、「表現の効果」、「読者への問いかけの意図」などがよく問われます。この練習問題では、重要な読解ポイントを押さえながら、評論文特有の構成や主張の読み取り方を学ぶことができます。
君は「最後の晩餐」を知っているかの定期テスト練習問題
教科書の君は「最後の晩餐」を知っているかの「レオナルドは、どうしてもこんなにもうまく~二十一世紀の今も生きえている。芸術は永遠なのだ。」の部分を読んで、後の問いに答えなさい。
1.「君は最後の晩餐を知っているか」は物事の価値や善悪などを批評し、論じてる文章である。このような文の種類を何というか。漢字で答えなさい。
2.「偶然」の対義語 を次の語句の中から1つ選び、答えなさい。
【 突然 / 騒然 / 当然 / 必然 / 全然 / 未然 / 毅然 / 当然 】
3.「あたくも」とあるが、「あたかも」と同義である語を次から1つ選び、記号で答えなさい。
ア いっそう
イ まさか
ウ まるで
エ もちろん
4. 「一人一人の内面までも、えぐるように描くことができた」とは、作者がどうしたことを表しているか。次の中から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 革新的な構図でその人の意外な面を引き出した。
イ 見る人が恐怖を感じるほどの迫力を引き出した。
ウ 見る人の心に強く訴えかける表情を作り上げた。
エ 人物描写を通してその人の心の中をも描き出した。
5.「遠近法」が「最後の晩餐」に与えてる効果について、「空間」・「消失点」・「主人公」という言葉を使って、書きなさい。
6. 「明暗法」を具体的にどのようにして、「最後の晩餐」の絵の中で使ったのか。次の中から最も適切なものを1つ選び、記号で答えなさい。
ア 絵の中の明暗を現実の光の方向にそろえた。
イ 空から光がさすと立体的に見えるように計算した。
ウ 絵の明暗を奥に行くほど暗くなるように調整した。
エ 絵の中の明暗を現実よりも落差を強調して描いた。
7. 「明暗法」が絵のどのような効果を与えてるかについて書かれている一文を本文中から探し始めと終わりの5文字を書き抜きなさい。(句読点も字数に含めるものとする。)
8.「レオナルドが描きたかったのは、「それ」なのだ。」とありますが、「それ」とは何をさしているのか。次から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 全体ではなく、細部を明快に見せること。
イ 細部でなく、全体を明快に見せること。
ウ 細部がはげ落ちて、鮮やかな色彩がよみがえったこと。
エ 修復によって、細かな描写がなくなったこと。
9.「芸術は永遠なのだ。」とあるが、筆者はどのようなことを言おうとしてるのか。次から1つ選び、記号で答えなさい。
ア 優れた芸術はいつまでも人々に愛され大切にされ続ける。
イ 優れた芸術は今も作られた当時の姿を伝えている。
ウ 優れた芸術は時を経てもずっと価値を持ち続ける。
エ 優れた芸術はいつもその時代性が最も評価される。
君は「最後の晩餐」を知っているかの定期テスト練習問題の解答
1.評論(文)
2.必然
3.ウ
4.エ
5.遠くのものを小さく描くことで空間に奥行きを持たせる効果と、消失点をキリストの額にすることで、絵の主人公をキリストだと思わせる効果。
6.ア
7.(はじめ)そのため、 (おわり)ら見える。
8.イ
9.ウ
コメント