今回は、国語の文法です。副詞と連体詞を学びます。その区別がしっかりできるようになりましょう。最後に、練習問題がありますので、あいまいな解答でなく、自信をもって解答できるようになるまで繰り返し解きましょう。入試では、識別・判別問題として出題されることが多いです。それでは、【高校入試・国語】副詞と連体詞のまとめです。
副詞
副詞とは、動詞・形容詞・形容動詞(用言)を説明する活用をしない語のことです。以下の例を見て、どのようなものか理解してください。
状態の副詞…動作などの様子を詳しく説明する
- はっきり(と)
- きっぱり(と)
- さらさらと
程度の副詞…状態や性質の程度を示す
- とても
- かなり
- ずいぶん
- たいへん
呼応の副詞…特定の決まった言葉を伴う
- たぶん
- もし
- なぜ
- まるで
連体詞
連体詞とは、名詞(体言)を説明する活用のない語のことです。以下の例を見て、どのようなものか理解してください。
「…の」の形
- この
- その
- あの
- どの
「…な」の形
- 大きな
- 小さな
- おかしな
- いろんな
- こんな
「…る」の形
- ある
- あらゆる
- いかなる
- いわゆる
- きたる
「…た(だ)」の形
- たいした
「…が」の形
- わが
副詞と連体詞の練習問題
次の下線部の単語は、ア副詞、イ連体詞のどちらか、記号で答えなさい。
- ほんの数人しか事件の真相を知らない。
- もっと真剣に勉強したほうがよさそうだ。
- すやすやと眠る赤ん坊はかわいらしい。
- いかなる困難にも屈するつもりはない。
- 後ろからいきなり肩をたたかれて驚いた。
- こんなことになるとは、とんだ迷惑だ。
- それならなぜ相談しなかったのよ。
- 道に小さな花が咲いていた。
- 舟は川をゆっくり進んでいく。
- たいへん優雅な列車の旅をしたいのです。
副詞と連体詞の解答
- イ
- ア
- ア
- イ
- ア
- イ
- ア
- イ
- ア
- ア
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