【中学国文法】品詞の分類をわかりやすく解説!10品詞の覚え方と練習問題つき

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中学国語の文法で登場する「品詞の分類」は、文の構造を理解するための基本中の基本です。「動詞」「形容詞」「副詞」など10種類ある品詞の特徴や見分け方をしっかり押さえておくことで、読解力や作文力もぐんと伸びます。本記事では、品詞の分類のポイントと覚え方、すぐに使える練習問題を紹介します。

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品詞の分類のポイント

品詞とは?
品詞とは?単語を文法上の性質によって分類したもの全部で10種類に分けられます

品詞の大きな分け方
・自立語(8品詞)それだけで意味を持つ単語。単独で文節を作ることができる。
・付属語(2品詞)自立語に付属して意味を持つ単語。自立語にくっついて文節を作る。

自立語・活用あり(用言)

自立語・活用あり(用言)
動詞
「何をする」を表す
基本形がウ段で終わる
例:読む、走る、食べる

形容詞
「どんな」を表す
基本形が「い」で終わる
例:美しい、高い、新しい

形容動詞
「どんな」を表す
基本形が「だ」で終わる
例:静かだ、元気だ、便利だ

自立語・活用なし

自立語・活用なし
名詞
「何が・何を・何の」を表す
人・物・事柄の名前
例:犬、学校、愛情

副詞
「どのように」を表す
用言を修飾する
例:とても、ゆっくり、必ず

連体詞
体言(名詞)だけを修飾
「どの・どんな」を表す
例:この、その、大きな

接続詞
文と文をつなぐ
文の最初に使われる
例:そして、しかし、また

感動詞
感情や呼びかけを表す
独立して使われる
例:おお、はい、あら

付属語

付属語
助動詞
活用がある付属語
意味を付け加える
例:だ、である、らしい

助詞
活用がない付属語
文法的な関係を表す
例:が、を、に、は

品詞を見分けるコツ

品詞を見分けるコツ

  • ポイント1…まず自立語か付属語かを判断しよう。文節に分けて、文節の最初の単語は必ず自立語です。
  • ポイント2…活用があるかないかを確認しよう。語尾が変化するかどうかがポイントです。
  • ポイント3…基本形(言い切りの形)の語尾に注目しよう。「ウ段・い・だ」で用言を見分けられます。
  • ポイント4…文での役割を考えよう。何を修飾するか、どんな意味を表すかが判断材料になります。

解き方のポイントとして自立語の品詞を見分けるときには、

動詞、形容詞、形容動詞に活用があること

がポイントになります。

  • 活用がある場合、もとの形が動詞→ウ段、形容詞→い、形容動詞→だになります。
  • 活用がない場合、その語が何を説明しているのかを見てください。用言を説明→副詞、体言を説明→連体詞となります。
最大の注意点
「大きい」と「大きな」のように、似た形をしていても品詞が異なる点です。
形容動詞の活用を思い浮かべると、「大きな」は「大きだ」や「大きに」は無いので、形容動詞ではないとわかると思います。

品詞の覚え方コツ

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品詞の分類の練習問題

次の文章の傍線部①~⑩について、その品詞名を後の選択肢ア~オから選び、記号で答えなさい

<文章>
最近、①わが家の飼い犬ポチは、②とても ③おかしな鳴き方をするようになった。④普通に ⑤鳴いていたのかと思うと、突然、⑥高い ⑦大きな声で、さみしそうに鳴くのだ。ポチは、⑧もしかしたら、⑨かつて死に別れた母犬を、⑩恋しく思って、あんな風に鳴くのかもしれない。

<選択肢>
ア、動詞
イ、形容詞
ウ、形容動詞
エ、副詞
オ、連体詞

品詞の分類の練習問題解答

①オ
②エ
③オ
④ウ
⑤ア
⑥イ
⑦オ
⑧エ
⑨エ
⑩イ

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