福岡県公立高校第6学区と福岡地区私立高校の偏差値比較です。
第6学区の公立高校と私立高校の学力
各高校から情報と客観的データと経験則を加味して、偏差値一覧を作成してみました。こうやって、見ると概ね私立高校の進学・一般コースの偏差値の枠が広がっているのが一目瞭然です。つまり、同じ合格でも、学力に大きな差が生まれていることになります。入学後のことを考えると、私立は滑り止めという位置づけでも、特進コースでの合格を果たしたいものです。
また、偏差値と本番での得点力とは、必ずしも相関するわけではありません。それは、公立高校と私立高校で出題される形式・難易度が異なるからです。それは、問題との相性でもあるでしょうし、公立高校ほど、私立高校に向けての対策をしていない人もいるからでしょう。このことは、修猷館、城南高校など上位校を志望している子に多くみられます。
たとえば、こうです。
修猷館と西南学院を志望するA君とB君がいます。ここで
A君の学力レベル8
B君の学力レベル10 としましょう。
西南学院高校の入試問題レベル10、福岡県公立高校(修猷館)問題レベル8としたとき、
A君は、西南合格、修猷館合格
B君は、西南合格、修猷館不合格 もありえます。
これは、公立と私立の問題の質とテーマが異なることが要因ですね。公立は、とりわけ上位校は、ミスが許されない入試であるのに対し、私立は、合格点(特進で7~8割前後)をとればいいという入試なのです。B君のように学力レベルが高くとも、公立入試でミスをしてしまうと不合格になってしまいます。
ですので、これから示す偏差値に達しているからといって、なんら合格を保証するものでもありませんし、逆に、偏差値に達していないからといって不合格を決めつけるものでもありません。結局は、課せられた入試問題に対して、私立であれば、合格点。公立であれば、定員の枠に入ればいいだけです。偏差値表は、あくまで目安にしかすぎません。
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