【中学地理】日本の諸地域のポイント

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【中学地理】日本の諸地域のポイントです。

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日本の諸地域のポイント

九州地方のポイント

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、世界遺産登録が認められたことにより、今後入試やテストなどで出題されることが予想されます。
九州地方の地形図・県庁所在地図
九州地方は、黒潮と対馬海流の暖流が流れ、冬でも比較的温暖。梅雨の時期から台風が通過する時期には洪水や土砂くずれが多い。また、巨大なカルデラをもつ阿蘇山など、多くの火山が分布しているのも特徴。鹿児島と宮崎県の南部にかけては火山灰に覆われたシラス台地が広がっています。

福岡市は、九州地方最大の都市で、福岡都市圏ともいわれ市街地が広がっています。近隣諸国(韓国、中国など)との交流も盛ん。また、北九州工業地域の八幡製鉄所を中心に鉄鋼業が栄えたが、近年は伸び悩んでいる。筑紫平野の二期作も有名で、九州を代表するコメの産地であり、二毛作(米の後に、小麦)を行っています。

九州の工業のポイント
九州地方は、輸送に便利なため高速道路、空港近くにIC(集積回路)の生産をはじめとするハイテク(先端技術)がさかんでシリコンアイランドとよばれています。

九州北部は、労働力が得やすく、中国に近いため自動車工場が進出しています。その昔、北九州市周辺では1901年の八幡製鉄所の操業をきっかけに鉄鋼業が発達し、北九州工業地帯(地域)を形成しました。

九州の農業のポイント

  • 長崎のびわ…収穫量は日本一です。そのほか、みかんやじゃがいもの栽培もさかん。
  • 熊本県のい草…破城平野ではたたみ表の原料であるい草の生産がさかんです。そのほか、県特産品のデコポン、みかんなどもさかん。
  • 宮崎県の促成栽培…温暖な気候を利用して、時期を早めて出荷する促成栽培をしている。
  • 鹿児島のシラス台地における畑作そして畜産…畜産では、ブロイラ-(若い鶏)・豚が飼育日本一を押さえておきましょう。また、茶の生産量は静岡についで、第2位となっています。また、桜島の火山灰にたびたび悩まされる。
  • 沖縄…温暖な沖縄県では、パイナップル、さとうきびなど亜熱帯性の農作物の栽培がさかんです。

九州の水産業のポイント

  • 有明海…有明海に面する佐賀、福岡、熊本、長崎では、のりの養殖がさかん
  • 真珠…長崎の北松浦半島沿岸では真珠の養殖がさかんです。
  • かつお、まぐろ…宮崎県、鹿児島県で水揚げが多い。

中国地方のポイント

中国地方の気候は中国山地を境に山陰側の日本海岸気候と、山陽側の瀬戸内気候に大きく分けられます。山陰側の日本海岸気候は冬に雨や雪が多くなります。それは冬の北東季節風が日本海を通る時に湿った空気を含み、中国山地にぶつかった際に雨や雪となって山陰側に降り注ぐからです。
中国地方の県名と地形図
山陽側の瀬戸内気候は梅雨と秋雨の時期を除いて、年間を通じて雨が少ないのが特徴です。冬は中国山地が、また夏は四国山地が壁となり、乾いた空気となって入り込むため、季節による雨量の変化がおきにくいのです。

瀬戸内では、果樹の栽培がさかん。とくに、丘陵地でのかんきつ類。岡山県の丘陵地では、白桃やマスカットなどの栽培が盛んです。

鳥取県
日本海に面する全国の都道府県の中で最も人口が少ない県です。また、面積も41番目と小さめの広さとなります。また、鳥取市の人口は約20万人で、全国の県庁所在地都市では最も人口の少ない都市です。鳥取砂丘が有名です。冬は西日本有数の豪雪地帯となります。海岸沿いの砂丘を利用したらっきょうや梨(特に二十世紀梨)の栽培が有名です。また、意外にもスイカの栽培も盛んです。

島根県
県庁所在地は松江市で、県名と都市名が異なります。石見(いわみ)銀山はかつては世界の3分の1の銀を産出していました。2007年に世界文化遺産に登録されました。また、出雲大社は日本を代表する神社の一つです。農業は米、ぶどう、メロンの栽培、畜産業は牛肉の生産が盛んで、工業は鉄鋼・電気関係の製造が盛んです。

岡山県
瀬戸内海に面する岡山市は2009年4月に政令指定都市になりました。岡山はもともと岡山県宇野市と香川県高松市を結ぶ、宇高高速船によって、四国との交通の結節点として栄えました。1988年以降瀬戸大橋の開通後は高速道路と鉄道で四国を結ぶ要所となり、その重要性は増すばかりです。桃太郎伝説で有名な吉備団子、日本三大庭園の一つである後楽園があります。また、典型的な瀬戸内気候であり、県庁所在地の中では1日の雨量が1mm以下の日が最も多いため、「晴れの国岡山」と言われております。農業もその特徴を生かしたマスカットや桃の栽培が盛んです。

<記述対策>
1990年代に入り岡山と四国地方の通勤・通学者の数が大きく増加している理由を聞かれたら、瀬戸大橋が開通し、交通の便がよくなったからと答えます。

広島県
広島市は中国・四国地方で最大の都市であり、中国・四国地方もしくは中国地方を統括する官公庁が集まるサービス業が盛んな都市です。また、マツダの本社があるため、自動車工業などの工業も盛んです。県内に原爆ドーム(広島市)と厳島神社(廿日市市)の二つの世界遺産があり、観光客がたくさん訪れます。

山口県
山口市は県庁所在都市でありながら、県内の経済の中心ではなく、人口も下関市の方が多いと言う珍しい都市です。元首相の安倍晋三氏を筆頭に9名もの首相を輩出しており、これは日本最多です。秋吉台には日本最大のカルスト台地(石灰岩などの水に溶けやすい岩石で構成された大地)があり、独特の地形が広がっています。

四国地方のポイント

四国地方の県名と地形(中学地理)

  • 気候…黒潮の影響で1年を通して温暖で雨が多い。
  • 人口…瀬戸内側に人口が集中し、高松・松山は人口は30万人以上で、城下町から発展。
  • 農業…温暖な地域で野菜・果物を栽培。

香川県
香川県は全国の都道府県の中で一番面積の狭い県です。香川県の県庁所在地は高松市で、県名と都市名が異なります。高松市はもともと、宇高高速船で本州と結ばれていたこともあり、早くから四国の中心都市として栄えていました。瀬戸大橋が出来てからは、四国の玄関口としての役割がさらに強まっています。雨が少ないため、渇水に備えて県内に14000を越えるため池があります。

徳島県
関西地方の結びつきが強いです。鳴門大橋の開通により、関西地方との結びつきは強まる一方です。農業は京阪神に近いことを利用した近郊農業が盛んです。米、にんじんなどの野菜、みかんなどの果物など幅広く栽培しています。畜産業は阿波牛が有名です。また、鳴門海峡に近いことから水産業も盛んです

愛媛県
愛媛県の県庁所在地である松山市は、県名と都市名が異なります。四国地方最大の人口を擁する県です。松山市は、四国地方最大の都市です。瀬戸内気候の雨が少なく温暖な気候を利用したみかん栽培が盛んで、和歌山県に次いで、全国で2番目に生産量が多いです。

高知県
太平洋に面しているため、典型的な太平洋岸気候となります。また、暖流である黒潮(日本海流)が流れ込むため、冬でも温暖です。高知平野において、雪が降ることはほとんどありません。温暖な気候を利用したピーマンやトマトなどの野菜の促成栽培が盛んです。また、プロ野球やJリーグなどの春季キャンプの一つとしても有名です。

近畿地方のポイント

近畿地方は京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県・三重県の2府5県を指します。ただし、三重県は東海地方に含まれることが多く、近畿地方に含まれないことがあります。ここでは三重県を含めて扱いますが、三重県の扱いがどのようになっているかは、資料によって異なるので注意が必要です。
近畿地方の地形図と県庁所在地
特に、近畿地方は、工業についてちゃんとおさえておきたいところです。

  • 阪神工業地帯:現在は医薬品・化学品工業が生産の中心。
  • 大阪市:東京についで日本第二の都市。江戸時代には「天下の台所」と呼ばれる。
  • 京都市:平安~江戸時代の間、日本の首都だった世界有数の観光都市
  • 琵琶湖:日本最大の湖
  • 琵琶湖疏水:明治時代に京都市の治水・水力発電を目的に作られた用水路
  • 淀川:琵琶湖から京都府・大阪府を経て、大阪湾に流れ込む一級河川

近畿地方の気候
気候は大きく3つに分かれます。

  • 日本海に近い近畿北部(京都北部、兵庫北部)は冬の北西季節風の影響を受けて、冬に雨や雪の多い日本海岸気候になります。
  • 太平洋に近い近畿南部(紀伊半島)は夏の南東季節風の影響を受けて、夏に雨の多い太平洋岸気候になります。
  • その間に挟まれる近畿中部は季節風の影響を受けにくく、梅雨と秋雨の時期を除いて、年中雨の少ない瀬戸内気候になります。

大阪大都市圏
大阪を中心に大阪大都市圏を形成。大阪大都市圏は、大阪市を中心に京都・神戸・奈良市などに人口が集中。郊外から都市の中心部に通勤・通学する人も多い。郊外にニュータウンを建設。

  • 鉄道…私鉄を中心に沿岸に住宅地、ターミナル駅、百貨店を建設。近畿地方では私鉄が中心となったまちづくりを行う。

京都府
794年に平安京が移されてから1869年に首都が東京に移るまでの約千年間、日本の中心でした。そのため、今でのその名残でたくさんの寺院や神社があり、現在では観光の名所となっております。その関係で西陣織などの伝統工芸が盛んです。京セラ、島津製作所、任天堂、ワコールなどの日本を代表する大企業の本社もあり、工業都市としての一面も持っています。

大阪府
日本第二の都市である大阪市があり、近畿地方だけでなく、西日本の中心として栄えて来た都市です。都道府県の人口も東京都、神奈川県に次いで3番目に多く、人口密度と県内総生産は東京都に次いで2番目に高いです。阪神工業地帯の一部であり、パナソニックやシャープ、日清食品などの日本を代表する企業の本社がたくさん集まっています。

  • パネルベイ…大阪湾沿岸で液晶パネル・太陽電池などを生産する新しい工場がつくられた地域。

兵庫県
県庁所在地が神戸市で、県名と県庁所在都市名が異なります。近畿地方では最大の面積で、また本州の端にある青森県と山口県を除けば、唯一日本海と瀬戸内海の両方に面している県です。そのため、陸路で本州を縦断する場合、どこを通過したとしても必ず兵庫県を通過することになります。明石市がちょうど日本標準時の基準となる東経135度線上にあります。南部は阪神工業地帯や播磨臨海工業地域の一部となり工業が盛んで、神戸市や姫路市などの大都市が集中します。北部・中部は農業が盛んであり、一方で過疎に悩まされています。このことから、兵庫県は「日本の縮図」と呼ばれることもあります。

滋賀県
県庁所在地が大津市で、県名と県庁所在都市名が異なります。また、海に面していない内陸県の1つです。日本最大の湖である琵琶湖があり、その面積(約670平方キロメートル)は県の6分の1を占めるほどです。琵琶湖は滋賀県のみならず、京都府民や大阪府民の水瓶として、利用されています。古くから東海道、中山道、北陸道の3つが合流し、また琵琶湖や琵琶湖から流れる淀川水系の水運により、交通の要所として栄えました。現在でも東海道新幹線や東名高速道路が通る交通の要所です。古くから交通の要所であったことから、早くから商業が栄えました。近江(滋賀)商人として、全国に進出した人もたくさんいました。

奈良県
海に面していない内陸県の1つであり、内陸県としては日本最南端にあたります。かつて平城京があったことから、東大寺の大仏など文化遺跡が京都府の次に多いです。そのため、たくさんの観光客が訪れます。農業はイチゴ、すいか、柿などの栽培が盛ん。山がちな土地なので林業も盛んで、伝統工芸は奈良筆が有名です。

和歌山県
面積の8割を山地が占める山がちな県です。そのため、古くから林業がとても盛んです。山の斜面を利用した果実の栽培が盛んで、みかん・梅・柿の生産量が全国1位です。和歌山市や海南市が阪神工業地帯の南端にあたり、この辺りは工業が盛んですまた、日本で唯一の飛び地である北山村があり、北山村の周りは全て奈良県か三重県です。

三重県
県庁所在地は津市であり、県名と県庁所在都市名が異なります。津市は県庁所在都市でありながら、県内で最大の都市ではありません。三重県最大の都市は石油コンビナートで有名な四日市市です。四代公害病のひとつである「四日市ぜんそく」で問題になりました。しかし、現在は大気汚染防止対策が進み、そのようなことはありません。三重県の北部や中部は中京工業地帯の一部であり、テレビ局も中京広域圏の一部であることから、近畿地方の一部でありながら、東海地方の一部として扱われることが多いです。農業は稲作が盛んで、畜産は松坂牛が有名です。水産業は真珠の養殖や伊勢エビで有名です。

中部地方のポイント

中部地方の地形・県庁所在地
中部地方は、日本の本州の中央部にある地方です。同じ地方でも、日本海側と太平洋側では、気候と産業のようすが大きく異なるのが特徴です。ポイントは自然条件に注視しながら学んでいきましょう。

中部地方の地形と気候
中部地方の中央部には、3000m級の山々がつらなる飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈があり、「日本アルプス」や「日本の屋根」などといわれています。その山々からは、日本最長の川である信濃川、木曽川、富士川などの大河が流れています。川の流域には、長野盆地、越後平野、濃尾平野などが広がっています。

中部地方の産業
各地で自然条件に合った農業を行っており、工業では、中京工業地帯が日本最大の工業地帯。産業全体でのポイントは、中央高地の産業の変遷です。その昔、甲府盆地や長野盆地の扇状地では、養蚕で使用するための桑畑として利用。しかし、製糸業が衰退すると、ぶどうなどの果樹栽培へと転換。諏訪盆地では、製糸業が衰退すると、精密機械工業が発達。近年は、高速道路沿いの地域に、電気機械工業が進出。

中部地方の農業

  • 稲作…日本海側の北陸は、東北地方と並ぶ稲作地帯。
  • 早場米…冬は雪が多く農業ができないため、水田単作地帯。
  • 畑作…太平洋側は、畑作が中心で、静岡のみかん、茶、愛知県の野菜と花の栽培がさかんです。内陸部の長野県や山梨県の盆地では、りんご、もも、くだものの栽培がさかん。
  • 路地栽培…愛知県のキャベツの生産量は全国有数。特に、11月から3月に市場に出回るキャベツは愛知県が最も多い。

渥美半島では、暗室で電灯の光をあてることで植物の成長を遅らせて栽培。菊が有名。また、園芸農業もさかんで、メロンなどもビニールハウスを用いた施設園芸農業で栽培しています。

中部地方の工業

  • 中部工業地帯…名古屋を中心とした日本最大の工業地帯。豊田市を中心に自動車工業がさかん。東海市などには、大規模な製鉄所、三重県四日市市には石油化学コンビナートがあり、自動車関連工場とも結びついています。
  • 東海工業地域…浜松市周辺で楽器やオートバイなど、富士市で製紙・パルプ工業などの工場が集まっています。

地場産業として、雪の多き地域の工業おいて、北陸では、織物や漆器、金物などの工芸品、富山県では、雪解け水を発電に利用して、アルミニウム関連産業がさかんになっています。

関東地方のポイント

多くの人が集まる首都である東京を中心に、大都市圏が拡大しています。その中で、課題も山積しています。そのあたりもしっかり学習していきましょう。
関東地方の地形と県庁所在地
日本最大の関東平野があり、関東ローム(火山灰が積もってできた赤土)におおわれた台地と、利根川などの多くの川沿いにできた低地が広がります。東京湾の海岸線の大部分は、工業地などに利用されている埋立地。

関東地方の気候
北関東を中心とする内陸地域では、夏と冬の気温の差が大きいです。特に、冬は北西の季節風が乾いた風となり関東平野に吹くため、晴天が続きます。この乾いた風となる理由として、北西の季節風が越後山脈などにぶつかって雪を降らせるからです。

東京
東京都の地域の特色として、山地や森林が広いことが挙げられます。東京の水がめは、多摩川が水源なっています。東京の郊外には、大規模な団地が多く、高い人口増加率を維持しています。臨海部では、埋立地による再開発が進み、お台場地区などが有名です。東京の中心では、「ヒ-トアイランド現象」がおきます。これは。気温が周辺地域より気温が高くなる現象です。

  • 都心…大手町、丸の内、霞ヶ関など大手企業の本社や中央官庁が集中しています。
  • 副都心…新宿、渋谷、池袋、オフィス街や繁華街が広がっています。
  • 過密都市…東京23区は、地価が高い。→郊外や近県で住宅が増加→郊外や近県から23区への通勤・通学者が多い。
情報の中心地・東京
印刷及び関連産業の生産額の割合が非常に高いです。情報の中心地である東京で、雑誌書籍などをつくる出版産業が発達しています。国内外から、人、物、情報が集まるので、ニューヨークやロンドンと並び、世界都市とよばれています。

横浜
東京大都市圏の5つの政令都市(横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、相模原市)のなかでも、横浜市は、人口が全国第2位の大都市。歴史的景観が残る一方で、再開発によって「みなとみらい21」地区がつくられた。また甲北ニュータウンなどの住宅地区もあります。

人口集中による都市問題
人口集中により、交通渋滞、通勤時のラッシュ、ごみの増加などの都市問題が発生しています。この問題解決の試みとして、中心部の再開発や計画的に新しい都市(茨城県の筑波研究学園都市、千葉県の幕張新都心、埼玉県のさいたま新都心など)をつくり、中心部の役割を分散させています。

東北地方のポイント

東北地方の地形と県庁所在地
中央に、奥羽山脈があり、日本海側と太平洋側に川が流れ、盆地や平野を形成。三陸海岸南部には、リアス(式)海岸(せまい湾が入り組み、海岸線が複雑な海岸)があります。気候は、北にいくほど冬は寒さが厳しい。

日本海側では、北西の季節風により冬に雪が多く(雨温図の降水量の表示に注意)。太平洋側は、やませとよばれる北東の冷たい風により、気温が低くなります。

  • リアス式海岸…せまい湾が入り組み、海岸線が複雑な海岸
  • やませ…北東の冷たい風で、気温が低くなる。

東北地方の稲作
東北地方の太平洋側では、やませの影響を受けて例外がおこることがあります。

  • 減反政策…1970年代からお米が余るようになったので。
  • 銘柄米…品種改良を勧めやませなどの冷害に強く、おいしい米。

東北地方の産業

  • 漁業…三陸海岸の沖合には潮目(寒流の親潮と暖流の黒潮がぶつかる)があり好漁場。
  • 果樹栽培…青森のりんご、山形のおうとう(さくらんぼ)、福島のもも。
  • 伝統工芸品…会津塗、南部鉄器など。

岩手県

  • 三陸海岸…せまい湾が入り組み、海岸線が複雑なリアス式海岸がある。
  • 養殖…波が静かな入れ江で養殖が盛ん。
  • 盛岡…県庁所在地で、南部鉄器の伝統工芸が盛ん。
  • 北上高地…なだらかな高地で、乳牛の放牧(酪農)が盛ん。
  • 北上盆地…北上川が流れ、低地で稲作し、斜面でりんごなどの果樹栽培をしている。

山形県

  • 庄内平野…最上川の水に恵まれ、稲作が盛ん。日本代表する米どころ。
  • 山形盆地…水はけの良い土地で、おうとう(さくらんぼ)の栽培がさかんで日本一の産地。

東北のインフラ
高速道路や新幹線の整備が進み、交通の発達し、高速道路や空港の近くに IC(集積回路)工場が進出。小型で高価な製品の輸送が便利になっています。また、東日本大震災をきっかけに、再生可能エネルギー(風力、地熱、太陽光、バイオマスなど)を活用する動きが活発になっています。

北海道のポイント

北海道の地形と県庁所在地図

北海道気候は、冷帯(亜寒帯)の気候で、夏も低温です。その歴史は、先住民にアイヌの人々がおり、地名には、アイヌ語が多いです。

北海道の都市

  • 石狩平野…石狩川流域に低湿地が広がり、稲作が盛ん。
  • 札幌…明治時代、北海道開拓の拠点となる。碁盤目状の街路網の方が特色です。食品工業が発達しています
  • 十勝平野…火山灰地が多いため、畑作が盛んです。冷涼な気候に合った作物が栽培である、じゃがいも・てんさい・豆類が盛んです。
  • 根釧台地…寒流の親潮の影響で、夏もとくに低温です。大規模酪農が盛んで、乳牛を飼育し、牛乳生産しています
  • 釧路…北海道を代表する漁港で、水産加工業が発達。

北海道の農業の特色
1戸あたりの経営面積が広いことから、大規模な農業経営が特色となります。また、広い牧草地が広がり、酪農が盛んで乳牛の飼育頭数日本一です。

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