【中学歴史】近代革命(イギリス・フランス・アメリカの革命)の比較

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日本が江戸時代の頃、世界は、どんな出来事が起こっていたのかをみていきましょう。17世紀から18世紀にかけて、世界では「近代革命」と呼ばれる大きな変化が起こりました。代表的なのがイギリス革命・アメリカ独立革命・フランス革命の3つです。それぞれの革命には異なる背景や目的がありましたが、「自由」や「民主主義」といった考え方が広がるきっかけとなりました。本記事では、この3つの革命の共通点や違いをわかりやすく比較し、テストや受験対策に役立つようにまとめました!

そのあたりをまとめています。入試でも最近よく出題される単元でもあるので確実に覚えておきたいとこです。絶対王政では、16~18世紀頃、ヨーロッパ諸国で行われた国王の専制政治をし、諸侯や教会を押さえ中央集権をとった。
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近代革命(イギリス・フランス・アメリカの革命)の比較

革命名 時期 原因 主な出来事
イギリス革命 (ピューリタン革命・名誉革命) 1640年代(ピューリタン革命) 1688年(名誉革命) 国王が専制政治を行い、議会と対立した ・ピューリタン革命でクロムウェルが国王を処刑し共和政を樹立
・名誉革命で国王が追放され、議会主導の立憲君主制が確立
アメリカ独立革命 1775~1783年 イギリス本国の重税・支配に対する植民地の反発 ・ボストン茶会事件が発端
・独立戦争が勃発し、ジョージ・ワシントンが指導
・1776年にアメリカ独立宣言が発表
フランス革命 1789~1799年 絶対王政による財政難と民衆の不満 ・バスティーユ牢獄襲撃から革命が始まる
・「人権宣言」の発表
・国王ルイ16世が処刑され共和政が成立

啓蒙思想

啓蒙思想アイキャッチ
自由と平等もとに合理的な社会作ろうという思想。近代革命に影響を及ぼす。

  • ロック…イギリスの哲学者。社会契約説を唱える。
  • モンテスキュー…フランスの思想家。法の精神と三権分立を唱える。
  • ルソー…フランスの思想家。社会契約説の中で人民主権を唱える。

イギリスの革命

  • ピューリタン(清教徒)革命 …日本では江戸前期にあたる1642年、イギリスで国王の専制政治に対しクロムウェルら議会派が起こした革命。国王は処刑され、共和政治がはじまった。一旦王政に戻る。
  • 名誉革命1688年イギリス議会が国王を追放し新国王を迎えた。新国王とは、権利の章典と呼ばれる約束が交わされ、議会政治の基礎が確立した。

18世紀イギリスで始まった、手工業から機械工業への産業上の変革を産業革命という。これにより資本家が労働者を雇い、利益を上げることを目的として生産を進めた。このしくみを資本主義という。

  • アヘン戦争…江戸後期の1840年、アヘン密輸でイギリスと清との間でおきた戦争。清は敗れ、不利な南京条約を押しつけられた。また、1851年に満州族の清をたおそうと洪秀全(こうしゅうぜん)がおこした反乱を太平天国の乱といい、首都を南京とする太平天国を建国し14年間続いた。

インドでは1600年に東インド会社が設立され、1857年、イギリスへの反乱が全土に広まった。これをインドの反乱(セポイの乱)という。ムガール帝国は滅び、インドはイギリスの植民地となった。

アメリカの革命

アメリカではイギリス本国に対し独立戦争が起こり、13州の植民地の人々が1776年出した宣言を独立宣言という。のちにアメリカでは、貿易政策や奴隷制度をめぐり南部と北部が対立し、1861年に南北戦争がおこった。北部が勝利をおさめ、近代化や奴隷解放が進んだ。

フランスの革命

フランス革命1789年、フランスでは、バスチーユ牢獄襲撃がきっかけで起こった革命。国王は処刑され、共和制となった。この際、平民の代表からなる国民議会が出した宣言を人権宣言という。民主主義の基本原理が示された。

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