【高校入試数学】よく出題される代表問題(応用問題)

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入試や実力テストにおける図形は、平面図形と空間図形と大別できます。いずれの場合においても、面積比や連比(比合わせ)を活用させ解答を導かせる問題は少なくありません。難関校や学力上位の学校では、合否を分ける問題になったり、他の受験生を大きく引き離せるチャンス問題になったりします。

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よく出題される代表問題(応用問題)

下の図のように、AB=8cm、BC=12cm、AC=15cmの平行四辺形ABCDがある。
∠Bの二等分線と辺CDの延長との交点をEとし、BEとAD、BEとACとの交点をそれぞれ、F、Gとする。次の問いに、答えよ。
数学代表問題

(1)AG:ACをもっとも、簡単な整数の比で表せ。
(2)AFの長さを求めよ。
(3)三角形BCGと平行四辺形ABCDの面積の比を最も簡単な整数の比で表せ。
(4)EF:FGを最も簡単な整数の比で表せ。

よく出題される代表問題(応用問題)の解答

(1)2:5
角の二等分線定理より、AB:BC=AG:GC=8:12=2:3
AG=15cm×2/5=6cm よって、AG:AC=6:15=2:5

(2)8
砂時計型の相似より、求めるAF=xcmとすると、AF:BC=AG:GC=x:12=2:3なので、x=8となり、AF=8

(3)3:10
FとCを結ぶ
角の二等分線定理より、AG:GC=AF:GC=2:3なので、それぞれの面積比は、面積シリ-ズ秘技を利用し図示のようになる。
数学代表問題解説図1
よって、
三角形BCG:平行四辺形ABCD=9:30=3:10

(4)5:4
数学代表問題解説図2
今回は、上の図を利用することにより、EF:FG=5:4

■ 動画で確認してみる ■

とりわけ、近年の傾向として、平面図形の総合問題(大問)は、相似のかくれんぼを筆頭に、角の二等分線定理や面積比の利用、比合わせは、学んでおくべきテーマです。さらには、補助線を引くことで、簡単に解けてしまう問題の出題が多いということも頭に入れておかなければなりません。余裕がある人は、相似の証明のほか、平行になることの証明、平行四辺形・二等辺三角形になることの証明なども復習しておいたほうがいいでしょう。

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