中学理科の入試では、化学反応式や電離式が頻出テーマの一つです。これらの式を正しく書けるかどうかで、得点に大きな差がつくこともあります。しかし、「覚えるのが大変…」「どの式が特に重要なのかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか?
この記事では、入試によく出る化学反応式と電離式を、頻出順にわかりやすく整理しました。効率よく暗記するコツや、テストでミスを防ぐポイントも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
出題確率の高い順(化学反応式)
高校入試では、基本的な化学反応式から応用まで幅広く出題されますが、特に頻出のものを押さえておくことが重要です。以下、出題確率が高い順にポイントをまとめました。
鉄と硫黄の化合
- Fe + S → FeS ( 鉄 + 硫黄 → 硫化鉄 )
水の電気分解
- 2H2 O → 2H2 + O2 ( 水 → 水素 + 酸素 )
炭素(炭など)による酸化銅の還元
- 2CuO + C → 2Cu + CO2 ( 酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素 )
「酸素と結びつく=酸化」「酸素を失う=還元」の関係を理解する!
銅の酸化
- 2Cu+ O2 → 2CuO ( 銅 + 酸素 → 酸化銅 )
マグネシウムの酸化
- 2Mg + O2 → 2MgO ( マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム )
酸化銀の分解
- 2Ag2O → 4Ag + O2 ( 酸化銀 → 銀 + 酸素 )
出題確率の高い順(電離式)
電離式はイオンの性質や化学反応を理解するうえで重要であり、高校入試でも頻繁に出題されます。特に、酸・アルカリ・塩の電離は必ず押さえておきたい分野です。以下、出題確率の高い順にポイントをまとめました。
酸はH⁺(水素イオン)を出す!アルカリはOH⁻(水酸化物イオン)を出す!
塩酸の電離
- HCl → H ++ Cl- ( 塩酸 → 水素イオン + 塩化物イオン )
塩化銅水溶液の電離
- CuCl2 → Cu2+ + 2Cl― ( 塩化銅 →銅イオン+塩化物イオン )
水酸化ナトリウム水溶液の電離
- NaOH → Na + + OH - ( 水酸化ナトリウム →ナトリウムイオン+水酸化物イオン )
塩化ナトリウム水溶液の電離
- NaCl → Na + + Cl - ( 塩化ナトリウム → ナトリウムイオン + 塩化物イオン )
以上が、【高校入試対策・理科】入試に出る化学反応式と電離式となります。入試や実力テスト前には、毎回確認したいところです。
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