【高校入試・国語】品詞の分類と識別ポイント(練習問題付)

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今回は、品詞の分類について学びます。問題を解きながら、品詞の分類についての理解を深めましょう。

品詞の分類のポイント

解き方のポイントとして自立語の品詞を見分けるときには、動詞、形容詞、形容動詞に活用があることがポイントになります。活用がある場合、もとの形が動詞→ウ段、形容詞→い、形容動詞→だになります。また、活用がない場合、その語が何を説明しているのかを見てください。用言を説明→副詞、体言を説明→連体詞となります。最大の注意点は、「大きい」と「大きな」のように、似た形をしていても品詞が異なる点です。形容動詞の活用を思い浮かべると、「大きな」は「大きだ」や「大きに」は無いので、形容動詞ではないとわかると思います。

「で」の識別

「で」は大きく4つに識別できます。

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形容動詞の活用語尾

  • <例>この道具は便利である。
  • <ポイント>「で」を「な」に変えると体現に続く。

助動詞の断定

  • <例>こっちが僕の帽子で、あっちが弟のだ。
  • <ポイント>体現に付く。「で」を「な」に変わると不自然。

格助詞

  • <例>図書館の前で、待ち合わせる。
  • <ポイント>体現に付く。場所、手段、材料、原因、理由などを表す。

接続助詞

  • <例>魚が目の前を泳いでいく。
  • <ポイント>堂ディの音便形「い」「ん」に付く。

練習問題1

次の太字の「で」は、形容動詞の活用語尾、助動詞の断定、格助詞、接続助詞のどれになるか答えよ。

  1. 急病で病院に運ばれる。
  2. 彼女が秘書で、茜と言います。
  3. 兄は雑誌を読んでいる。

解答1

  1. 格助詞
  2. 助動詞
  3. 接続助詞

「ない」の識別

大きく4つあります。

助動詞の「ない」

  • 「ない」を「ぬ」に置き換えられる。
  • <例>僕は行かない。

形容詞の「ない」

  • 否定の意味をもつ形容詞
  • <例>愛がない2人の関係

補助形容詞の「ない」

  • 「ない」の直前に「は」を入れても意味が通る
  • <例>走るのが速くない。

形容詞の一部の「ない」

  • <例>さりげないやさしさもまたいい。

「の」の識別

「の」には、大きく4つの識別が出題されます。格助詞の「の」と終助詞の「の」です。また、「の」の格助詞は、部分の主語を示したり、こと・ものを表したり、連体修飾語を示したりします。

部分の主語を示す格助詞

  • <例文>模様の入った布で服を作る。
  • <見分け方>「の」を「が」に置き換えても、通じる。

こと・ものを表す格助詞

  • <例文>絵を描くのが楽しい。
  • <見分け方>「の」を「こと」または「もの」に置き換えても、通じる。

連体修飾語を示す格助詞

  • <例文>六時の電車に乗る。
  • <見分け方>「の」のあとは名詞

終助詞の「の」

  • <例文>彼はどこに行ったの。
  • <見分け方>文の最後にくる。

練習問題2

「父の作った料理はおいしい」の「の」と同じ意味・用法で使われているものをア~カからすべて選びなさい。

(ア)これは、彼女の手帳です。
(イ)本当にそれでいいの。
(ウ)春の風が吹く
(エ)本を読むのが好きです。
(オ)利用価値の高い時計です。
(カ)ゴリラのいる動物園

解答

オ、カ

練習問題

次の文章の傍線部①~⑩について、その品詞名を後の選択肢ア~オから選び、記号で答えなさい

<文章>
最近、①わが家の飼い犬ポチは、②とても ③おかしな鳴き方をするようになった。④普通に ⑤鳴いていたのかと思うと、突然、⑥高い ⑦大きな声で、さみしそうに鳴くのだ。ポチは、⑧もしかしたら、⑨かつて死に別れた母犬を、⑩恋しく思って、あんな風に鳴くのかもしれない。

<選択肢>
ア、動詞
イ、形容詞
ウ、形容動詞
エ、副詞
オ、連体詞

解答

①オ
②エ
③オ
④ウ
⑤ア
⑥イ
⑦オ
⑧エ
⑨エ
⑩イ

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