今回は、意外と差が出るところの溶解度・再結晶と質量パーセント濃度について学びます。特に、質量パーセント濃度は、中2の湿度、数学の相対度数(割合)、方程式の文章題の割合などと考え方は同じですので、そのいずれかがしっかり理解できるとすべて理解することにつながるので一石二鳥以上の効率性があります。
溶解度
一定量の水に溶ける物質の最大の量をその物質の溶解度という。よく問題では、100gの水に対してを問われます。溶解度は、溶質の種類によって決まっていて、温度によって変化します。
飽和水溶液
物質の溶解度まで溶けている水溶液。つまり、その物質は、今の水温ではこれ以上解けない城他愛を言う。
結晶
水溶液を冷やす実験で取り出した粒のような規則正しい形の個体。
再結晶
一度、溶かした物質を再び結晶として取り出すことを再結晶と言います。再結晶を利用すると、純粋な物質を得られます。
<取り出し方>
(例1)水溶液の温度を下げていくと結晶になって出てくる。 ミョウバンなど。
(例2)水溶液を加熱して水を蒸発させると、結晶になって出てくる。 塩化ナトリウム(食塩)など。
質量パーセント濃度
水溶液の質量に対する溶質の質量の比を水溶液の濃度といい、濃度を百分率(%)で表したものを質量パ-セント濃度といいます。
<求め方>
質量パーセント濃度(%)=(溶質の質量(g)/水溶液の質量(g))×100
(※水溶液=水+溶質)
溶解度と質量パーセント濃度の練習問題
問題1 まずは、一問一答から。次の( )にあてはまる適語を答えよ。
(1)食塩水の水のように、物質をとかしている液体を( )という。
(2)物質が、それ以上とけることのできない水溶液を( )という。
(3)(2)のとき、物質のとける限界の質量を( )という。
(4)溶液に溶けた物質を、結晶として取り出すことを( )という。
(5)90gの水に10gの食塩を溶かした。この水溶液の濃度は( )%になる。
溶解度と質量パーセント濃度の練習問題解答
問題1
(1)溶媒
(2)飽和水溶液
(3)溶解度
(4)再結晶
(5)10
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