【中学地理】世界の諸地域のポイント

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【中学地理】世界の諸地域のポイントです。

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世界の諸地域のポイント

アジア州のポイント

アジアの国名(中学地理てストに出る)
これからの21世紀は、アジアの世紀、もしくは東南アジアの世紀と言われるのは間違いないことでしょう。

  • 東アジア…日本、中国、韓国、北朝鮮など
  • 東南アジア…タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポ-ルなど
  • 南アジア…インド、パキスタン、スリランカなど
  • 中央アジア…カザフスタンなど
  • 西アジア…サウジアラビア、イラン、イラクなど

アジアの宗教

  • イスラム教…マレーシア、イランなど
  • キリスト教…フィリピン

アジアの農業

  • 稲作…季節風の影響から東アジア、南アジアの平野部で盛ん。
  • 畑作…降水量が少ない、中国北部、インド西部でさかん。 (小麦、とうもろこし、綿花など)
  • 中国は国土が広いので、北部(畑作)南部(稲作)内陸部(牧畜)とおさえておきましょう。
  • 牧畜…羊・らくだの飼育で乳や肉を利用
  • 遊牧…モンゴルなどでは、家畜(羊ややじを飼育)ともに、水や草を求めて移動

アジアの工業

  • シンガポ-ル…世界経済のハブ(大まかにいえば、発信地)の役割を担いつつある。
    工業団地…タイ、マレーシアでは、外国企業を受け入れ、そこに労働者に安い賃金で住居を提供。
  • インド…IT産業の発展が目覚ましく、メガベンチャーには、多くの役員や技術者がいる。
  • 越境ビジネス…東南アジアを中心に国や地域を越えて役割分担をし1つの製品やプロジェクトを成しえている。(個人的な懸念)日本の鎖国化がますます進むのではないか。英語がしゃべれない日本人は圧倒的に不利か。
  • 西アジア…原油や石油製品を輸出。

<時事問題>
2015年暮れからの歴史的な原油安への世界経済の多大な影響は計り知れません。さまざまな国の思惑、新エネルギー、政治的戦略など興味深い展開が今後も予想される。それに伴うファンドや資産家たちのポートフォーリオの転換も同時に注視。

  • 世界の工場…中国は1980年代から始まった経済特区構想により、世界の工場と言われるまでへと急激な成長を遂げる。

中華人民共和国

  • 一人っ子政策…中国政府が1979年から2014年まで実施されてきた。人口増加おさえるための一組の夫婦に子ども1人が望ましいとする政策
  • 生産責任制…農家が一定の生産量を政府と契約し、残りは自由市場などで販売を許可できる農業生産のしくみ
  • 経済特区…中国の沿岸部に設けられた、製品輸出を条件に、外国の企業に安く土地を影響している地域

東南アジア

  • NIES(ニーズ)…近年、工業製品の輸出が増え、急速に経済が発展した区や地域の総称
  • プランテーション…東南アジアやアフリカなどで多くみられる、植民地時代に欧米諸国の資本で開かれた大農園。時代は流れ、現在は、現地資本で経営され、商品作物(コーヒー、カカオ、天然ゴムなど)を生産
  • 天然ゴム…タイ・インドネシア・マレーシアの3か国で世界の生産量の70%を占める農産物。
  • ASEAN(アセアン)…1967年に結成され、現在10か国が加盟している国際組織で政治・経済の両面で協力し合う。
  • 華人…東南アジアに多く住みついている(経済的に大きな力を持っている)中国系の人々。

ヨーロッパ州のポイント

ヨーロッパ州の国名と首都名(高校入試)
ヨーロッパは、ユーラシア大陸の西に位置する。西は大西洋、南は地中海、北は北極海に面する。

  • 北部…スカンディナビア半島にフィヨルドが発達。
  • 中央部…フランス平原、北ドイツ平原などなだらかな平原をライン川、ドナウ川といった国際河川が流れる。
  • 南部…高く険しいアルプス山脈、ピレネー山脈が連なる
  • 国際河川…条約によってすべての国に航行の自由が認められている。

ヨーロッパ州の気候
温帯が広がる北部や内陸部は冷帯(亜寒帯)

  • 北西部…沿岸を流れる暖流の北大西洋海流と偏西風の影響で高緯度のわりには温暖な西岸海洋性気候。
  • 南部…地中海沿岸(ギリシャ、イタリア、フランス、スぺインなど)は、夏は高温で乾燥し、冬にやや降水量が多い地中海性気候。
  • 高緯度な内陸部・スカンディナビア半島北部…針葉樹林タイガが広がる熱帯亜寒帯気候。寒冷で夏が短い。
  • 偏西風…一年中西から東に向かって吹く。

ヨーロッパ州の民族と宗教
宗教はキリスト教が中心。多くの地域で信仰。人々の生活に根付いている。3つの宗派(カトリック、プロテスタント、正教会)に分けられる。

  • ラテン系民族…南部に分布。カトリックが多い
  • ゲルマン系民族…北部・西部に分布。プロテスタントが多い。
  • スラブ系民族…東部に分布。正教会が多い。
  • 独自の言語(ゲルマン系、ラテン系、スラブ系)、民族、宗教を中心に国が成り立っている。

ヨーロッパ州の農業
自然・環境に合わせて、産業発達している。EUでは、フランスが最大の農業国で小麦の生産量・輸出量は世界有数。

  • 混合農業…北部・西部では穀物・飼料作物の栽培と家畜の飼育を組み合わせた混合農業が発達。
  • 地中海式農業…地中海沿岸では夏はオリーブ、ぶどうなどの果樹。冬は小麦を栽培する地中海式農業を行う。特に、イタリアのぶどう、オリーブは世界有数の生産。
  • 酪農…デンマーク、オランダで乳牛を飼育し、バターやチーズを生産する。

ヨーロッパ州の工業
イギリスで産業革命(首都ロンドンは、2016年時点でニューヨークを上回る世界一の金融センター)が始まる。現在、工業の中心は臨海部。

ドイツは、EU最大の工業国で、内陸部から臨海部に工業の中心が移動。鉄鋼業・化学工業・自動車工業が発達。ルール炭田とライン川の水運を元にルール工業地域が発展。

  • イギリス…産業革命が起こり世界で最初に工業が発達。
  • ドイツ…ルール工業地域などで重工業が発達。医薬品や航空機など先端技術、自動車産業がさかん
  • EU全体…航空機産業が発達。アメリカに押されていたため、対抗、挽回するため、EU各国が協力。

移民問題、経済格差問題を抱えているが、最近では、賃金の安い東ヨーロッパ(ポーランド、ハンガリー、チェコなど)へ、日系企業、ドイツ、フランスなどが進出し、その格差是正に期待。

ロシア
原油や天然ガスなど豊富な資源のパイプラインを使って、EU諸国へ輸出。最近では、日本との貿易も増加傾向にあります。日本へは、原油天然ガスのほか、魚介類、木材などを輸出しています。

EU(ヨーロッパ連合)
EU(ヨーロッパ連合)は、1958年EEC発足。1993年にEUに。本部はベルギーのブリュッセル課題として、東ヨーロッパ諸国への日系企業も進出するも、西ヨ-ロッパ諸国との経済格差を抱えている。

共通通貨であるユーロを1999年から導入。2002年一般に流通。2011年11月現在EU加盟国のうち17国が導入。

EUの政策

  • 人・もの・資本の移動の自由化、貿易の自由化。
  • 製品の規格や仕事の資格の共通化

アフリカ州のポイント

アフリカ州の国名と首都(高校入試)
それでは、気候やアフリカの特産物などまとめていきます。

アフリカが出題されるとまず聞かれるのが赤道の位置です。ビクトリア湖の真上を通ります。アフリカ大陸は、赤道をはさんで南北8000kmあります。大部分は、標高1000m以上の鉱山や大地です。覚えておくべきことは、火山にキリマンジャロ山。最長の川として、ナイル川。世界最大のサハラ砂漠が広がります。

アフリカには、南アフリカ共和国やナイジェリアなど経済成長を遂げる国がある一方で、食料不足がひんぱんに発生。気が、マラリアやエイズなども深刻です。各国は工業化、農業の多様化、観光業などをすすめ、貧困からの脱却をはかっています。

アフリカ州の気候
赤道を境にして、南北に熱帯、乾燥帯、温帯と広がります。

  • 熱帯…雨季と乾季がある地域(赤道付近)と1年中雨が多く熱帯売りが広がり地域(コンゴ分地、ギリア海岸付近)に分かれる
  • 乾燥帯…砂漠地帯
  • 温帯…地中海岸と南端

(北)温帯→乾燥帯→熱帯→乾燥帯→温帯(南)と分布します。

南アフリカ共和国

  • 人種隔離政策のアパルトヘイトを実施も1990年初めには廃止。
  • 金、ダイヤモンド、レアメタルなどの鉱産資源に恵まれている。

アフリカの農産物

  • カカオ(チョコレートの原料)…ガーナ、コートジボアールなどギニア湾岸一帯
  • 茶…ケニア
  • コーヒー…タンザニア
  • たばこ…マラウイ
  • ※プランテーション…大規模な農園で特定の商品作物だけを栽培し、大規模な企業的な農園農業。ヨーロッパ人によって開かれ、今でも、重要な輸出品として国の経済に不可欠。

アフリカの鉱山資源

  • 金…南アフリカ共和国
  • ダイヤモンド
  • 銅…ザンビア
  • 石油、天然ガス…ナイジェリア、アンゴラなど

最近では、レアメタルの採掘が進んでいます。

モノカルチャー(単一の農産物や鉱山資源たよった経済)
現在は、モノカルチャーから脱却を目指し、作物の種類、工業化をめざす努力がなされています。中国を筆頭に、アジア諸国との経済的結びつきを強めています。より適正な価格で取引を行うフェアトレードの取り組みが世界で広がっています。

植民地支配
16世紀以降、ヨーロッパ人が進出。1960年代に多くの国が独立。※国境は、民族・宗教などの線引きでなく、緯線・経線をもとにわけた。

アフリカ州のそのほかの重要用語

  • ナイル川…アフリカ北東部を流れる世界最長の河川
  • サハラ砂漠…アフリカ北部に広がる世界最大の砂漠(北部には油田(リビア、アルジェリア)、南側では農牧業(サヘル地帯))
  • 焼畑農業…ニジェール側流域で森林を伐採して焼き、ヤムいもなどを栽培。

※各地域、国は地図上の位置を把握しておきましょう。

北アメリカ州のポイント

アメリカ合衆国の農業と工業分布図

アメリカ合衆国の地形

  • 山…ロッキー山脈(西部)、アパラチア山脈(南北に連なる、油田がある) 地図帳でチェック
  • 川…中央部を流れるミシシッピ川
  • 平原…プレ-リー(中央、土壌がよく小麦・とうもろこし・大豆の大産地)とグレートプレ-ンズ(台地上の台地状の平原)

また、車社会であり、都市の郊外には、広い駐車場をもつショッピングセンターがみられます。

アメリカ合衆国の農業
アメリカ合衆国の農業は、広大な土地で大型機械を使用する企業的ない農業経営が多いのが特徴。また、自然環境に合わせた適地適作も行われています。アマリカ合衆国は、「世界の食糧庫」とよばれ、農業に関連することを専門に行うアグリビジネス企業もあります。穀物メジャーは、世界の穀物価格に影響を与えます。

  • 冬小麦…秋に種をまき、春収穫(中央部)
  • 春小麦…春に種をまき、冬収穫(北部)
  • とうもろこし…プレ-リー(中部)に広がる(そのほかに、大豆、肉牛、豚の飼育もさかん)
  • 綿花…南部でさかん
  • 酪農…五大湖周辺

アメリカ合衆国の工業
スマートフォン、タブレット、パソコンソフトやインターネットなどはアメリカで開発された技術です。また、航空宇宙産業やコンピュータ関連企業、バイオテクノロジーなど先端技術産業も発達。北米自由協定(NAFTA)により、カナダ、メキシコとの連携を深めている。アメリカに豊富に埋蔵されているシェールガスはエネルギー供給に影響を与える可能性も。

  • 鉄鉱石…メサビ(アメリカ最大の産地)
  • 自動車…デトロイト(五大湖(エリー湖西)付近
  • 鉄鋼業…シカゴ
  • 食品工業…シカゴ
  • 石油化学…ヒューストン
  • 航空機…ロサンゼルス(ハリウッド映画で有名)

※いずれも、地図帳でチェックでチェック
アメリカ合衆国の用語

  • ハイテク産業…コンピュ-タ、ロボット、ニューセラミックなどの新しい産業
  • サンベルト…1970年代以降の新しい工業地域として発展した北緯37度以下の地域
  • シリコンバレー…サンフランシスコのサンノゼにある電子工業関連や研究所が集まる地域
  • メガロポリス…大西洋岸にみられる巨大な都市地域(ボストン、ニューヨーク、ワンシントンの一帯)
  • ヒスパニック…メキシコなど中部・南アメリカから移住してきた、スペイン語を話す人々。

オセアニア州のポイント

オーストラリア中学地理
オーストラリア・オセアニア州にも、単独で出題されることはありませんが、大問題を構成する一部の小問として出題されることは多いです。ポイントは、季節が逆(雨温図からの読み取り、その理由)、鉱産資源、日本への輸入品などです。地図帳で、その農業地域、鉱産資源が採れる場所を確認しておきましょう。

オーストラリアの産業

  • 牛と羊の放牧がさかん(※東部に牧羊がさかんな、大鑽井盆地があり、掘り抜き井戸の水を羊の飲み水へ)
  • 南部一帯では、小麦の栽培がさかん
  • 西部で、鉄鉱石、東部では、石炭。
  • 露天掘り…地面を直接毛刷っていく方法で、鉱山を大規模に効率よく発掘できる。
  • アボリジニー…オーストラリアの先住民
  • 多文化社会…オーストラリアは、様々な文化を尊重しあう社会

オーストラリアの貿易
オーストラリアの最大の輸出相手国は、中国。その次に、日本、韓国、インドと続きます。

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